有酸素運動と筋力トレーニングはどちらがボディメイクやダイエットに適しているか。

有酸素運動と無酸素運動はどちらがボディメイク(ダイエット)に適しているか。

また、どちらが筋肉に対してインスリンの感受性を向上させるか。

有酸素運動(ランニング・水泳など)

無酸素運動(筋力トレーニング)


答え 無酸素運動(筋力トレーニング)

どうして?

筋力トレーニングによりインスリンの働きが良くなるからです。

えっ?インスリンってあれでしょ?

インスリン・・・膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるペプチドホルモン

 

インスリンの働き

・タンパク質を合成して筋肉を肥大させる

・脂肪の分解を抑制、合成を促進する

・筋肉→肝臓→脂肪の順番に働く

・血糖値を下げる などの効果があります。

脂肪分解の抑制、合成を促進する・・・ってことは

筋肉は付くけど、脂肪も付く?

インスリンの働きだけを見るとそう思うかもしれませんが・・・

 

筋力トレーニングをする時に使われるエネルギーは米、うどん、などの炭水化物(糖質)です。

トレーニング中はエネルギーを枯渇させないように糖(グリコーゲン)をめちゃくちゃ運んでくれるので、筋力トレーニング中はどんどん筋肉へと糖が運ばれます。

 

この状態は、筋肉における「インスリンの感受性が高い状態」です。

さらに、この状態はトレーニング後も約3時間続きます。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27550988

 

 

筋トレ中とその後はエネルギーが筋肉に運ばれやすく脂肪が付きにくいと言うことになります。

筋トレはボディメイク(ダイエット)の味方でしょ♪

 

よって、最終的に脂肪細胞へたどり着くエネルギー量は極めて少なくなるのでボディメイクに適していると言えます。

また、筋力トレーニングには、「筋肉の弾力性を取り戻す」働きもあります。

 

食事&筋トレはカラダ作りの王道・・・ですが

最後に、ボディメイクの効果を最大に引き出す方法をご案内いたします。

 

筋力トレーニングの2~3時間前に食事を済ませてから筋力トレーニングを行うのです。

すると、ボディメイク(ダイエット)効果はさらにアップします。

 

2~3時間前に完食と言うのは、食べた物が消化→吸収→エネルギーに変わるまでの必要とする時間です。

(ゼリー飲料・プロテインなどは45~60分前に完食していればok)

 

そして、筋力トレーニングが終わった数十分後に食事を行うことで内臓に血液が戻っていますので消化不良の心配も減ります。

これがボディメイク(ダイエット)を効果的に行うための食事方法です。

 

 

食事の量を急に変えるのはムリ~‼︎という方。

 

 

食事のタイミングを意識するところから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

○筋トレの方がボディメイクやダイエットに適している

 

○食事のタイミングが太りにくい食習慣をつくる

 

○筋トレの方がエネルギーが筋肉へ運ばれる

 

○筋トレ後も約3時間効果が持続する

この記事を書いた人

名前:塚本勇也 専門:ウエストデザイン 

実績:2013年北区ボディビル・フィットネス選手権大会170㎝以下級第4位/2019年群馬県オープン・メンズフィジーク選手権大会168㎝以下級準優 著書:2019年5月20日発売 『ウエストばか』 保有資格:全米エクササイズ・スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナー/全米エクササイズ・スポーツトレーナー協会認定ニュートリションスペシャリスト/日本コアコンディショニング協会認定ペルビックコンディショニングトレーナー/モチベーションアカデミー認定フィットネスモチベーター/日本コアコンディショニング協会認定ベーシックトレーナー/整体師など



[次回の記事]

 

効果的にダイエットするためのトレーニング頻度

 

※有酸素運動、無酸素運動共にインスリンの感受性(働き)は改善されますが、筋肉に対しては無酸素運動(筋トレ)が勝ります。しかし、二型糖尿病・低体力者の場合、有酸素運動から始めた方が望ましい場合もございます。